エロスからタナトスへ
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「あっ!もうこんな時間。飛行機に間に合わない。」

「え?今日帰るつもりだったの?」

「ええ。どうしよう…」

「どうって、泊っていきなよ。」

「ホテル…」

「じゃなくて、僕んち。どうせ、一人だし。君とは、もっと話したい。」

ここまでくると、現実じゃない。何かが、どこかでおかしくなってる。

「ジョンフン、私を泊めてくれるの?」

「そ。」

「こんなこと、ほんとはよくやってるんだ。」

そうだよね。ジョンフンにとっては、よくあるうちの一つ…

「そんなわけないよ。

 初めて会った人をうちに泊めるなんて…」

「じゃ、どういうことなの?

 私、わかんないことばかりで…」

「君は、僕を知っている。

 僕は、君を気に入った。それじゃダメ?」



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