エロスからタナトスへ
車は、マンションの地下駐車場に

入っていった。

するとそこに、マネージャーが待っていた。

「ジョンフン。携帯もつながらないし、

 今日はどうしたんだよ。」

「ごめん。今日はちょっと・・・」

「スポンサーには、急病ってことで、

 なんとか説得したけど。ファンのことどう思ってるんだ。」

「本当に、すみません。」

「そちらは?」

「詩雨子さん。」

「日本人か?」

「はい。」

「どういうつもりなんだ?」

「友達です。」

「ここに連れてきたってことは・・・」

「チャンさん。そういうこと・・・です。」

「とやかく言うつもりはないが、

 遊んでるヒマはないんだぞ。明日も朝早いんだし。」

「わかってます。」

「今日みたいなこと、もう2度はダメだからな。」

「はい。」

「じゃ、明日は迎えにくるから。」
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