エロスからタナトスへ
「ジョンフン。」

彼は、そこにはいなかった。

先程、消えて行った自分の部屋にいるようだ。

そっと、ドアに近付くと、

彼は、パソコンに向かってゲームをしていた。

ほんとに、人を意識しない彼の行動に、

なんだか安心して、

ソファーに戻り、体を横たえた。
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