【続】ラブ・ビーム
ギュッと上から大きな背中を抱き締めた。
お願いだから。
悲しそうな顔しないで。
首に回した手を三浦は握ってくれた。
大きくて温かい手。
「初めての彼女ってだけで舞い上がってた。
俺も好きじゃなかったんだ。
恋なんかしたことねぇ。
だから、好きとか嫌いとかわからねぇ。
アヤと付き合って良かったと思う。
そんな気持ちはわからねぇけど。
彼女じゃなくても守りたいって女がいるって
気付けるようになった」
悲しいけど、応援する。
三浦が好きになった人がいるなら。
三浦の恋を応援する。