【続】ラブ・ビーム
三浦の看病のおかげで1日で熱は下がり、
学校にはもう休まずに行ける。
だけど、行きづらかった。
さくらにどんな顔して会えばいいのかわからない。
『宮井は普通にしてろ』
三浦の言葉を思い出し、教室のドアを開けた。
そこにいたのは…
「海里、今日早くね〜?」
赤のTシャツが丸見えで
学ランをいつものように着崩し、
みんなに囲まれている三浦。
「ガチで早く起きてさ?人生初♪」
ニコニコと何事もなかったように笑っていた。