【続】ラブ・ビーム






「ほんとに?気をつけてよ〜」

「全く方向音痴だろ、宮井」



信じてくれるみんな。


…嬉しすぎて。





「…っ…ありがとう…」


とうとう溜まっていた塩分は零れた。




「ちょ、怜伊ちゃーん!」

「男子は可愛すぎて惚れちゃうから見たらダメ〜」

「私が怜伊ちゃん隠すよ」





喋った記憶がないクラスメイトの女子は

あたしの頭を優しく撫でてくれた。




仲良くないのに。




優しすぎるよ。









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