【続】ラブ・ビーム
―休み時間。
いつもならさくらと話してるのに一人で教科の準備をしていた。
「宮井、1時間目サボらねぇ?」
聞いてきたのは三浦。
素直に、
「うん」
って頷いた。
三浦はニッコリ笑うと、そっと手を握った。
優しくて温かい手。
「宮井、冷え性?めっちゃ冷たい」
「うん…三浦の手、温かい…」
あたしが言うと、握ってる手の力を強めた。
「温めてやる。
宮井が寒くないようにいつも温めてやる」
クシャクシャな笑顔じゃなくて
恥ずかしそうに笑った顔。
そのギャップにドキドキした。