殺人ゲーム
「海斗・・・にげないでよ・・・」
「何・・・言って・・・」
そこに大人が通りかかった。
「何をしている!」
大人の人は私の持っていたナイフをとりあげた。
「・・・ゆん?どうしたんだよ・・・」
「何言ってるの?私・・・何かした?」
「何言ってるんだ!今・・・アレ?」
「どうしたの?」
「大人の人は?」
「?」
振り返ると向こうに大人の人が見えた。
その人の手にはナイフ・・・
そして何かを言っているようで・・・
そう・・・最愛の人の名前を・・・
「それよりゆん!なんであんなことしたんだ?」
「ねぇ・・・何のこと言ってるの?全然わかんないんだけど・・・」
「ゆんがナイフを俺に向けてきたんだよ!ホントに覚えてないのか?」
「そんな・・・なんで私が?海斗に?」
「だからその前に何があったか教えてくれないか?」
「それが・・・全部覚えてなくて・・・」
「どうゆうことだ?」
「わからないけど・・・たったさっきのことだけが思い出せない・・・」
「なんてこった・・・」
「・・・!!あ!」
「ん?」
「がっこ・・・ぅ」
「あぁ!!」
「遅刻だぁ~!!」

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