初恋のキミへ。
俺の部屋は、っと~。

おっ、ここだ

409号室。
4階の角部屋。


「いいな~裕也。角部屋じゃん。他のところより広いんじゃね?」

「そうか?理玖の部屋はどこだった?」

「407号室。お前の、隣の隣。」

「うわ近っ!!ウザッ!!」

「ウザッ!?ひどい!!」

「冗談だって。」


俺は、理玖のこういうところが好きだ。

明るくて、誰にでも同じ態度。しかも恋バカ。

小学生の頃は、ウザいと思ったことも多々あった。

でも、なんかある時、すっと受け入れられたんだよな。

あ~こいつはこういうヤツだから仕方ない、って。



「ちょっとしたら、遊びに行こうぜ!!」

「おう」
< 17 / 115 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop