初恋のキミへ。
…暇だな。

理玖が出てったあとの部屋は、とても静かだった。

嵐が過ぎたような。


ふと時計を見上げる。

おっ12時だ。そういや腹減ったな。

コンビニでも行ってくっか。

服を着替えて、部屋を出た。



―――ここ、どこだ?

やばい。俺ってまさかの方向音痴?

コンビニに行こうとして、寮の出入り口を探していたら、変なところへ出てしまった。

広い庭みたいなところ。




ふぁ~眠いな。

ちょっとここで寝ちまおうか。

眠いし、気持いいし…




そう思ったのが最後で、俺は遠い夢の世界へと引き込まれた。

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