初恋のキミへ。
「は~終わった終わった。」
私は大きく伸びをした。
「ってお前寝てただけだろ」
「んな!!寝てないし!!」
本当に寝てないよ。
あなたの横顔、ずっと見つめてたから。
「じゃあ帰るか。」
「うん」
帰り支度をしてると、葵が迎えに来てくれた。
「葵!!と伊吹、皐月…」
「なんだよ、その微妙な顔はー」
「いやぁまたうるさいのが増えたな、と思って」
「美桜って意外と毒舌だよね…」
「ゴメンごめん!!」