初恋のキミへ。

皐月の本心


やってしまった…

ついに…



昨日行った、数学のテストが今、返された。

おととい、体育祭の特訓で疲れてたから、勉強しないで寝てしまった。

そんな状態でした、数学のテストが良い点数である筈なく…



「美桜ー!!お前テスト何点だったー?」

皐月が寄ってきたので、私は慌ててテストを後ろに隠す。



「さ、皐月こそ何点だったの?」

「俺?俺は87点。伊吹も同じ。」


そんなに皐月と伊吹って頭良かったんだ…

バカそうにふり舞ってるくせに…


「ゆ、裕也は?」

「92点。」

うんわかってた。裕也はななせと似て、頭いいもんね。


「葵は?」

「98点!!悔しい!!ケアレスミスだよ!!」


あ、あははは。次元が違い過ぎる。


「理玖は?」

「…12点。」

仲間あ!!私のほうが、下だけ…


「理玖12点!?ダッセぇ!!」

「うるさい皐月!!」

12点でダサいの?

じゃあ私、ヤバいじゃん…
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