美味しい時間
ランチタイムは至福のとき
今の私はと言うと、全くもって恋愛に興味なし。
そんな煩わしいことをするより、美味しい料理を作って食べてるほうが幸せだ。
時計を見ると、12時を少しまわっていた。
「百花、今日もお弁当?」
そう聞いてくる美和先輩に、首を横に振って答えた。
今日は寝坊したから、お弁当作れなかったんだよね。
「今日は社員食堂にしようと思って」
「そっか。私やっちゃいたい仕事があるから コンビニにするわ」
そう言って財布を持ちそそくさと出ていく先輩を見送り、私も席を立った。