にごった雨

2009年 8月1日

「おい栄太ーあちぃよお前んち行くんじゃないのか?」

『黙ってろ』

「なんで今日に限って不機嫌なんだよ!」

『俺も、暑いんだよ』

「・・・。」

『図書館行こうぜ あそこなら涼しいだろ』

「おっそうだな」

じりじりと熱気を放つコンクリートの上を足をゆっくり図書館へ向かわせる
35.0度 以上は軽くいってる

「うぇーもぅダメだ俺、倒れる・・。」

そんな言葉を無視し、1人汗を拭わずたらしながら歩いている
コンクリートは温度を上げている

「ちぇっ歩くか」


< 3 / 8 >

この作品をシェア

pagetop