にごった雨

「馬鹿言うなよ お前んとこがやっとる研究所なら人殺しのウイルスくらいたやすくつれるだろ。絶対そんなもん作るなよ」


栄太の父親が勤めている研究所は世界のあらゆる研究者がきていろいろなものをつくりあげているけれど、なにを作っているかはわからない。
その中でも栄太の父親はトップに立っている

『はは』

「何がおかしい お前は昔から言ったこと絶対なしとげるやつだからな」

『そんな事ない』

「あぁむかしっからそうだ。冗談は言うな栄太」

照の強い口調が栄太をいらつかせた
でもまぁ俺が悪い 落ち着かせる。

『冗談だよ』

ふすぅー

煙が空気にまじる その煙を眺める
顔をにやつかせる

『ウイルス・・・』

ボソとつぶやく。

栄太が席を立つ

「どこ行く?」

『本探しに』

栄太の後ろ姿には悪のような黒いオーラが出ている
1つの楽しみを探しに行くかのように背中が語っている
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