にごった雨
照は冷や汗をたらす頬の横をロウがたれるくらいの速さで
照は心配でたまらなかった
栄太の家は想像を超えるくらいの金持ちでこんな貧乏人の俺とつるんでるのがおかしいくらい栄太のいえはしっかりしている
「落ち着けよ・・。」
自分に言い聞かせる。
栄太は本当に自分で言ったことはなしとげる
小学生の時は担任を退職させたり1人の男子生徒を学校生徒 全員でハブったり考えられない事をしでかすそれは年齢とともにエスカレートしている
照は怖かった。
昔からやっていることが犯罪なのにこれ以上は無理だ
煙草の煙を肺にためっぱなしにしてむせる
慌てて吐くと栄太が煙を包むように歩いてきた。
『何やってんだよ』
「いや、むせちまって」
『じゃあ煙草なんか吸うな』
「吸うわ」
机に置かれた数冊の分厚い本
その本の題名を見て驚いた。
「お前・・っ」
『何だよ』
「何読もうとしてるんだよ」
『細菌・ウイルスについて』
「いい加減にしろよ」
『俺はこの前のアメーバのウイルスのワクチンを作ったんだ』
「ああ、らしいなあの殺人アメーバ」
『アメリカの人々が感染して次々 死んで行くやつさ』
「感染したら100%の確立で死ぬ。脳を破壊してくんだろ?」
『よくしっているな』
「お前、ワクチン作ったことでかなり有名だぞ」
『関係ないね』
「・・・」
「お前は確かに東大で一番 成績優秀だ学部も全部はいっているそれをこなしているけどなんでお前がいきなりワクチンが作れるんだ」
『かんだねつくってみただけだ』
鬱陶しいのか適当に答え本を開き始める