恋に焦がれて迷走中
「トム君怖いよ顔が~」

「お前、今のはやりすぎだ。」

「みさっちはトム君のじゃないでしょ。」


バチバチと火花があがってるんですけど、


「響君、そこ謝るとこ。」

あたしの言葉に


「どうしてだよ、好きな子にちょっかい出したくなるの普通でしょ。


 俺マジでみさっち狙いだからね。トム君分かってるよね?

 
 トム君にも兄貴にも遠慮しないからないから。」


言って欲しくなかった事を

さらりと言ってのける響君に


あたしは固まった。
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