恋に焦がれて迷走中
「明日から実家に帰るから。」


長谷川は宣言した通り、


バイトの終わる時間に迎えに来る。


もう、いい愛するのも面倒で、素直に送ってもらう。


「俺も行こうかなあ、群馬県。」


「やめてよ、家うるさいんだから、


 こっちに戻れなくなっちゃう。」



「冗談だ。」


「どうだかね~。」

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