恋に焦がれて迷走中
エッフェルに着いたときは6時半を過ぎていて。


「すみません、約束の時間過ぎてしまいました。」


「昼頑張ってくれたからおまけしてあげよう。」


すみませ~ん


「それで、悩み事は無事解決したの?」


「はい。」


「うん、いい顔だね。じゃこれ6番に出して。」


「はい。」

慌ただしく時間が流れ始めて、

さっきまでの余韻は消えていった。


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「そろそろ閉めるよ。」


片付けをしながら、


佐々木君が話しかけてきた。


「長谷川さんと付き合うことにしたの?」


「うん。佐々木君ごめん。」


「しょうがないさこればっかりはね。


 あ~あ失恋かぁ。」


「トム君失恋?俺なんか初めっから相手にされなかったし~。」







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