恋に焦がれて迷走中

@4 WISH~願~

「いい月夜だね~。」


空也の影にあたしの影をくっつけたり離れたり


ピョコピョコ行ったり来たりして


「面白い~!!」


とか言ってけらけら笑った。


さっき飲んだカクテルがいい加減にほろ酔いで


とってもいい気分。


「岬、危ない。」


くらっと車道に出そうになる私。


腕を引っられてそのまま空也の胸に収まる


「ガキみてぇにチョロチョロ危ないんだよ岬は。」


「空也ぁ~ごめんね~。」


「なんだよ」


「空也ぁ~あたしって子どもだよね~。」

「はあ?」

「でもね~処女じゃないよ、~」


「な、何言ってんだよ。」


「だから~いつでもいいよ、


 空也したくなったら言ってね?」


そう言って空也の唇にキスした。










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