恋に焦がれて迷走中
「あ。」


隠した手を外されて空也の大きな手で包まれる。


耳元で、囁く


「75C当たりだろ?」

キュッと掴まれ


「ふぇっ」と変な声を漏らす。


「何だよその声。」


「だって。あっんんく、駄目ぇ」


彼の唇が膨らみの頂を刺激する。


「岬可愛い。でも、ごめん俺ゆっくりしてあげられないかも。」


空也の指が肌をすっと撫でて下着の中に滑り込んで、


あたしは身を固くした。




熱く火照った部分を遠慮がちに行ったり来たりしながら


意を決したように指が入り込んで


緊張した部分が解き放たれていく


じわじわと快感が押し寄せてきた頃


空也の熱い部分が押し込まれてきた。


熱さと、圧迫感が岬の感覚の全てを奪うように引っ張りこんでいく。


「待って、あたし、ああ、んいやあ。」


「岬、キつい、力抜いて、」


「くうや、、あ  空也ぁ。」


二人の間に何もさえぎるものがなく深く激しく求めあって


何度も波にさらわれながら


あたしはひたすら空也を受け止めていた。









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