恋に焦がれて迷走中
「あのさ、結婚する人ってあの携帯の人?」


「そうだよ。」


「はぁ~そうかぁ、


 俺はあの電話でまんまとあの人に岬とられちゃったんだな。」


「悠斗、何か変わったね、前は余裕で大人に思ってた。」


「背伸びしてカッコつけてただけ、


 岬に良く思われたくって必死だったよいつだって。


 でも、カッコつけてちゃだめなんだって気がついたけど


 後の祭りだ。」


悠斗は爽やかな笑顔で“幸せになれよ”といった。





同窓会場を出ると、不機嫌そうな空也が立っていて



心配でしょうがないんだなって思うと



嬉しくって笑顔になる。








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