恋に焦がれて迷走中
「よっぽどいいことあったんだな、ニヤニヤしやがって。」


「いいことはあったけど。今もっといいことがあるから嬉しいのよ。」


「何だよ。」


「空也が心配そうにあたしを見るから嬉しいの。」


「あ~畜生、ズルイよお前。そういうとこがツボなんだって。」


「こんな、ちょっと離れているだけでこんなに不安がってたら


あたしがワシントン言ったらどうなるの?」



「だよなあ、ま、いつでも会いに行くさ、。」


「大学クビになんないでよ。」


「俺を誰だと思ってる。」


「はいはい。空也様ですよね。」


「俺を独り占めできるんだからありがたいと思えよ。


 いくぞ、今日中に届け出すからな。」



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