恋に焦がれて迷走中
「そんなの最初からわかってたよ。

 お前、コンパの時回りの皿片付けたり

 注ぎ終わった瓶片付けたり、

 テ-ブル拭いたり働いてただろ。

 自分は全然飲んでないのに、

 酔った奴らにも付き合って笑顔で話し聞いてやったりさ。

 俺、その時いいもん見つけたって思ったんだよな。

 絶対ものにしようと思って近づいた。

 パンチも効いたよな、
 
 彼氏のこと言われて殴る女って初めてだったよ。

 なおさら欲しくなって酷いこと言ったよな。

 ごめんな。」


< 28 / 200 >

この作品をシェア

pagetop