恋に焦がれて迷走中

長谷川の告白のようないいわけは


私の心をしっかり掴んだ。


悠斗からの電話の後でよかった。


電話の前だったら確実に堕ちていた気がする。


「先輩、色々見ていてくれてありがとうございます。

 なんか自信をもってがんばれます。」


「そか、よかったな。」


「先輩メルアド交換しません?。

 今度来る時食べ物持ってきます。」


「ん。」

赤外線通信して。

「じゃあまた。」

と言って帰ろうとした時。


「岬、サンキュ-な。」


振り返った時の寂しそうな目が合って、

キュンとしてしまった。


相手は長谷川だよしっかりしなさい岬。


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