恋に焦がれて迷走中
ふっと、目が覚めると、

リビングのあたりからうめき声が聞こえてきた。

部屋から出てそっとリビングに行くと


ソファ-の下のマットの上で丸くなった長谷川がいた。

「ぐっくくわっつつ」

呻きごえは、長谷川から漏れていた。

「先輩、大丈夫ですか。」

額には冷や汗が浮き出つ、苦痛でかみしめた唇は切れて血がにじんでいた。

顔色には血の気がない青い顔をしていた。


「びょう、病院行きましょうやっぱり抜け出しちゃあ駄目だったじゃない。


ああぁ、どうしようタクシ-呼ぶ?救急車!!」


携帯の持った手をぐっと握って


「だいじょうぶだから、大丈夫。 ここに居させてくれ。」











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