恋に焦がれて迷走中
振り向いた先には長谷川先輩が立っていた。


「ちぇ、来ちゃったのか。じゃあね彼女今度遊ぼうね~。」

とあっさり帰って行った。



「なんで、ここに先輩がいるんですか?」


「あ、いや偵察?」


「何の偵察ですか?また病院抜け出したら。

 また退院が伸びちゃいますよ。」


「約束破るんだったら、もうお見舞いに行かないですから!!

 いいんですか?」


「分かった帰るから。ちぇ、折角助けてもらっておいて礼も無しか?」


「すみません。そのことは助かりました。ありがとうございました。」


「岬?」


「悠斗?」

振り返ると懐かしい顔があった。

会いたくて止まない悠斗の顔。


、、っえ?






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