純血交愛
『海…』
「久しぶりにきた?」
『この前、遠足で来たんだ~でも、その時とは違うね。』
「違う?」
『うん。なんか…この前の海と違うの…優しい。』
「俺が隣におるからやな…」
『なに言って』
んの?って言葉はかき消された。
「麗のあほーー!!!!!」
『っ!』
「なにが俺一筋やねん!ぼけー!!!おまえなんか…こっちから願い下げやー!!!!」
『信君?』
「スッキリしたわ…次は、祈の番!」
そんな笑顔で言われても…私は、私…は
「ほら。」
『うっ、…ん。』
すぅ、と息をたくさん吸って…気持ちを整えた。