純血交愛



お兄ちゃんは…変に私に干渉するのに、私には関係ないってすぐに壁を作る。



私のことが嫌い…



そう思うけど優しくて。



だから嫌いになれない。



好き………………。



だけど、私たちは兄妹ー。




だから忘れる。
忘れるしかないんだ…今、ここで。




『要!!!ありがとうっ!!!大好きだった!!!本当に!大好きだった!!でも、今日でお別れだよ!!』




久しぶりに出した大きな声。
心臓がドクドクいってる。



『はぁ、はぁ。』

「それでよかったん?」





叫び終わった私に優しく信君が言った。






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