純血交愛
それからたくさん泣いた。私の話は静かに聞いてくれた信君は、一切自分の話をしなかった。
海で遊んで、一緒にお弁当を食べて…
膝まで入った海は冷たかった。
『楽しかった!!ありがとうっ!』
「俺も。わがまま聞いてくれてありがとう。」
『私こそ!』
夕方…たくさん遊んで体はくたくた。
「祈…また遊ぼーな?」
『うん!!』
「ほんま、ありがとう!!」
駅で別れて…家に帰る。
家に帰るのにこんなに緊張するとは思ってなかった。本当…すごくドキドキしてる。どうしよう。