純血交愛



『よし、』



一ひと息ついて…家に入る。



「何やってたんだよ!!!」


『おに…ちゃ』


「こんな時間まで学校サボって!!!」



『いたっ、』



玄関にはお兄ちゃんがいて…汗だくだった。掴まれた肩が痛いー。



「おまえなっ!!こっちがどんな気持ちだったかわかってんのか?!」


『な、なにが?』




私はわかってなかったー。



お兄ちゃんの気持ち…一切わかってなかったんだ。





< 104 / 150 >

この作品をシェア

pagetop