純血交愛
「俺らも大丈夫や。別れやん。」
「あたりまえやん。」
「なら、大丈夫ね?さて、戸籍をかえにいこうか?」
『そんなすぐに?!』
「当たり前よ。思春期真っ盛りの男女を一緒になんて暮らさせないわよ。」
『で、でも…お兄ちゃん…麗を好きにならない?』
「ならねーよ。初めて見たとき似ててムカつくって思ったし…おまえ以外可愛く見えねえもん。」
きゅん、としてしまった。
麗には悪いけど…
「いちゃこくなよ。ほんま。俺らは大丈夫やで?今日からよろしくな妹。」
『あ、うん!お兄ちゃん?』
「お兄ちゃんって呼ばれるのええな!」
「信!!」
「ごめんやん!」
笑いが溢れる…
今日から私たちは他人。
だけど…恋人になったんだ。
今日から…私たちは…恋人。