純血交愛



「えっ?」


『!!!』



どうしよう!
口に出てたよね!
怒られるよ!!


『す、すみません!!私も置いていかれたから…同じなんだって思ったら笑っちゃいました!!本当にすみません!』


私は素直に頭を下げた。



なにも言わない相手



気まずいよ…この空気。



どうしよう、この沈黙…





「ぷっ、」



『え?』


「そんなんで俺怒らんよ?素直やなぁ自分。ははは!!」



目の前に広がったのは太陽みたいな笑顔だったー。眩しい…綺麗な笑顔。


お兄ちゃん以外の男の人に綺麗なんて思ったの初めてかもしれない。





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