純血交愛
「祈…」
『ん?』
瑛斗君に呼ばれて!私は俯いていた顔を上げよう…とした。
「トロイ。いつまで待たせんだよ。」
右腕を掴まれた。
そこには、お兄ちゃんがいた。
『え?お兄ちゃん…どうしたの?』
「買い物行くんだろ?」
『あ…うん。』
お兄ちゃんが今日も迎えに来てくれるなんて思ってなかった…それに怒って先に帰ったと思ってたから。
「荷物持てねーだろ。それに昼飯も作れよ。」
『うん、わかった。急ぐから…』
私は荷物を急いでまとめた。
『瑛斗君…またね!』
「おー、また明日な…………」
ん?笑顔がって…お兄ちゃん?
二人睨んで…
「行くぞ。」
『うん!』
そうぶっきらぼうに言って歩いていくお兄ちゃんの後ろを急いでついて行った。