純血交愛




「あとは、これと」



そう言いながら手にするのは変なものばっかり。本当に瑛斗君って面白い。



『絶対ブーイングだよ~?』


「ウケたらいいねん!」


『さすが!』


「三位までにお金かけて…あとはお菓子でいっか!」

『そうだね!』



瑛斗君がクラス委員でよかった。

話しやすいし…
イベントのこととかわかってるし。


なにより、優しい。


買い物したものだって全部持ってくれてるし、さりげなく私がお兄ちゃんと比べられて傷ついてるのを知ってるのか…


避けて話してくれてる。




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