純血交愛



「ついたな…海。」



電車で話しすぎてたみたい。
気がついたら外の景色は海…


『綺麗…』


「今日は全部忘れて楽しも?」

『うん。』



全部忘れて…頭の中からお兄ちゃんをなくす…なんて。無理。


だけど今日は楽しまないと…
瑛斗君と頑張って準備したんだ から。




『うわ~広い!』



久しぶりの海…広くて綺麗!
夏だったら入れたのに。


今日入るのは寒いからね。



「バーベキューの準備も頼んでたからバッチリやし、材料配るから班ごとに来て~!!」



良く通る明るい声。
瑛斗君は皆を盛り上げて…私に元気をくれる。



『美味しい。』



海でバーベキューとか初めてしたけど、こんなに美味しかったんだ…って皆がいるからかな?




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