純血交愛



『私も思った!仲良くなりたいって!』


あの日…優しかったー。
それに何か…


「俺らって似てるよな?」

『え?』

「前にあったときに友達に見られてて、妹おる?って聞かれてん!」

『私も友達に似てるって言われた!』

「はは!一緒やん!」

『本当…すごい!』

「でも似てるってわかる。なんか親近感わくもん…」

『うん…なんか昔からの友達みたい!』


って、調子乗ったかな?
あの堀田信さんに…


「うん、」



本当…男の人なのに綺麗に笑う。


「じゃぁ、また…明日もこの時間の電車乗ってや?!」

『え?』

「どうせ、妹にほってかれるから!それやったら祈と行きたいわ!」

『う、うん!!』

「学校頑張って!」



そう言って私の頭をぽん、と撫でて降りていった。


妹さんと行ってるんだ…


でも明日からは私と?


私もお兄ちゃんに放っていかれるからいいよね?


明日からの通学が楽しみだな。



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