純血交愛


温かい甘いココアが私の心を温めた。


「うまいやろ?」

『うん。』

「何があったん?最近知り合った俺には話せん?」

『…最近知り合ったって感じがしないの。本当に…今朝も言ったけど。信君のことは信用してるよ。』



嘘偽りない…私の気持ち。



「俺もやで。なんか女ってあんま好きちゃうけど…祈だけは大丈夫やねん。変な話やろ?」



ほら、似てる…こうゆうところが似てるんだ。



「で、泣いた理由と晴れん顔してた理由……ふられたから?」


『え?』


「ちゃう?俺も今日ふられたからシンクロしたんちゃうんー?!とか思ってんけど!!」


と、笑顔で言う信君。
俺も今日ふられた?
シンクロ???



『え?』



私は思わず固まってしまった。


どうゆうこと?





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