猫系男子と犬系女子
「ん?」
あたしはその男子の方を向いた。
前髪を横で分けてるちょっとチャラめの男子だった。
「お、お前さぁ、長谷川に興味ねぇの?」
「え、今はなんとも思いませんが……」
そう言った瞬間、男子が一斉に話しはじめた。
「お前、カワイイのにすっきりした性格だな!!」
「わ、訳わからん!!」
「なーなー!俺らも入れてー!!」
(なんだ…男子も女子と話したかったんだ…。
けど、長谷川に邪魔されるってやつか!!
長谷川、許すまじ!!)
あ、いけない。
また1人で考えてた。