猫系男子と犬系女子




「ーーーこれで、話を終わります。」




はー、やっと校長の話終わった……。

つか、ココの校長話長すぎ!!

お尻が痛くなってきちゃった…。




《続きまして、生徒会長からの挨拶です!》





そう言われて出てきた生徒会長さん。

周りがざわざわとざわめく。

それもそのはず……




「えっと…生徒会長の黒龍怜瑠(こくりゅうれいる)です。」



引き締まった体。

スラッとしたモデルのようなスタイル。

キリッとした大きい瞳。

動くたびになびく綺麗な黒髪。

片耳にピアスが付いちゃってるけど、それすらも体の一部もして見てしまうくらい似合ってる。

由憂や由也とはまた違うカッコよさ。

一言で言うと、ワイルド。




「周りから、ココを超一流だかなんだか言われてるらしいが、それはアクマで勉学の話。

みんな、これから高校生活楽しもうぜ!!」




ワァァァと湧き上がるみんなの歓声。

呆れ顔だが、なんだか微笑んでいる様子の先生。

黒龍さんは、仲間の生徒会のメンバーのもとへ駆け寄り、ハイタッチ。

いいなぁ、あーいうの………。

黒龍さん、憧れる…………












< 14 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop