avec_toi -君とともに-
外は快晴で秋の日差しが芽衣の体を暖めた。
ブーツのヒールを響かせながら通りを歩く。
愛との待ち合わせの場所はここからそう遠くない公園の噴水だった。
出るときは急いだけどそこまで急ぐ必要もなさそう。
上機嫌で歩いているとそう遠くない場所からパトカーと救急車のサイレンが鳴り出す。
「・・・事故かな?」
一瞬立ち止まり音のした方向を見てみるが煙もあがってないし大した事故でもなさそうだ。
きっと交通事故だろう。
街通りを歩くこと10分。
芽衣は待ち合わせ場所の噴水前に着いていた。
「愛達まだかなー」
噴水の淵に腰掛け、周りをきょろきょろと見渡す。
「あっ!芽衣ーっ」
愛の声に後ろを見る。
「愛ー!」
そこには手を振りながらこちらに近づいてくる大親友の愛と彩音-ayane-。
本当はもっと呼びたかったんだけど皆部活や塾が忙しくて来れなかったのだ
「これで全員揃ってるよね?」
皆はお互いの顔を見ながらまだ来ていない人が居ないかを確認する。
「・・・よしっ!じゃあ、行きますか!!」
愛の掛け声とともに私達は愛の家へと歩き出す。
「あ、途中でお菓子とジュース買って行こ?どうせすぐに足りなくなるだろうし。」
友人の一人の彩音の提案によって私達はスーパーに入る。
「そういえばさ今日のニュース見た?」
愛がカゴにクッキーを入れながら問う。
「あ、“ドリマレン”のやつでしょー?なんか、また誓約者同士の喧嘩があったらしいね」
そして彩音がポテトチップスのコンソメと塩で悩みながら返事をする。
「ドリマレン?何それ。」
芽衣が彩音の持っていたコンソメのポテトチップスをカゴに入れながら二人に聞くと二人は『有り得ない』という表情でこちらを見てきた。
「え、まさかドリマレン知らないの?」
「それ、非常識を通り越して異常だよ!」
二人のツッコミに多少ヘコみ俯くと愛が焦ったように教えてくれた。
「ドリマレンっていうのは誓約者の一部の人達でコパン本部に対して恨みを持っているらしい集団よ」
「コパン本部・・・って、確か誓約者の管理をしてる所だっけ?」
「んまぁ、そんなもんね。もっと細かく言えば誓約者同士のイザコザとか誓約者の居場所の確保とかしてる所だけど」
彩音がちょっと呆れたように言う。
ブーツのヒールを響かせながら通りを歩く。
愛との待ち合わせの場所はここからそう遠くない公園の噴水だった。
出るときは急いだけどそこまで急ぐ必要もなさそう。
上機嫌で歩いているとそう遠くない場所からパトカーと救急車のサイレンが鳴り出す。
「・・・事故かな?」
一瞬立ち止まり音のした方向を見てみるが煙もあがってないし大した事故でもなさそうだ。
きっと交通事故だろう。
街通りを歩くこと10分。
芽衣は待ち合わせ場所の噴水前に着いていた。
「愛達まだかなー」
噴水の淵に腰掛け、周りをきょろきょろと見渡す。
「あっ!芽衣ーっ」
愛の声に後ろを見る。
「愛ー!」
そこには手を振りながらこちらに近づいてくる大親友の愛と彩音-ayane-。
本当はもっと呼びたかったんだけど皆部活や塾が忙しくて来れなかったのだ
「これで全員揃ってるよね?」
皆はお互いの顔を見ながらまだ来ていない人が居ないかを確認する。
「・・・よしっ!じゃあ、行きますか!!」
愛の掛け声とともに私達は愛の家へと歩き出す。
「あ、途中でお菓子とジュース買って行こ?どうせすぐに足りなくなるだろうし。」
友人の一人の彩音の提案によって私達はスーパーに入る。
「そういえばさ今日のニュース見た?」
愛がカゴにクッキーを入れながら問う。
「あ、“ドリマレン”のやつでしょー?なんか、また誓約者同士の喧嘩があったらしいね」
そして彩音がポテトチップスのコンソメと塩で悩みながら返事をする。
「ドリマレン?何それ。」
芽衣が彩音の持っていたコンソメのポテトチップスをカゴに入れながら二人に聞くと二人は『有り得ない』という表情でこちらを見てきた。
「え、まさかドリマレン知らないの?」
「それ、非常識を通り越して異常だよ!」
二人のツッコミに多少ヘコみ俯くと愛が焦ったように教えてくれた。
「ドリマレンっていうのは誓約者の一部の人達でコパン本部に対して恨みを持っているらしい集団よ」
「コパン本部・・・って、確か誓約者の管理をしてる所だっけ?」
「んまぁ、そんなもんね。もっと細かく言えば誓約者同士のイザコザとか誓約者の居場所の確保とかしてる所だけど」
彩音がちょっと呆れたように言う。