赤い手紙【完】




プスプスと目の前に煙が見える。


一気に冷や汗をかき、

呼吸のリズムがとれない。






……………もう、嫌だ。


その時、俺の中の何かが

切れた。




すぐに車を飛び出して、




「おい!!!!

いい加減にしろよ!!!!

俺が、俺が・・・

お前に何を・ッしたってゆう・・んだよ・・・・・・」





その場に膝をつき、

コンクリートの上を

手に血がにじむまで

何度も何度も殴った。







< 98 / 241 >

この作品をシェア

pagetop