野球部エースと脱力系女子の恋
 

 「タオルタオル・・・」


 ないよ?
 

バックの中身を全部出して確認したが、タオルは
見つからなかった。

 
 きっと忘れちゃったんだ。
 しょうがない、こうなったら!!!


 「お待たせしました~」


そう言って私は原くんにタオルを手渡す。


 「おーサンキュ。って何だこれ?」


 「あ、私のタオルです。よかったら使って下さい!!!」


私のタオルをじっと見つめる原くん。


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