野球部エースと脱力系女子の恋


 「何か用事でもあるの?」


 用事なんてあるわけない。
 どうしようなんて言って断ろう


「これから俺と飯食いに行くんだよな?」


隣にいた原くんが助け舟をだすように
そう言ってくれた。


 「そ、そうなの!!!これからデートなの!!!」


 「そんなわけねぇだろ、バカかお前は」


 デート、なんて言ってしまった自分が恥ずかしい。
 時間よ戻れ!!!
 

 「行くぞ」


そう言った原くんに着いて行く私。
なんとか家に帰れそうだ。





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