私の恋愛説明書





あれ…。

涙が止まらない。

悲しくないのに…。

嬉しいのに…。

「おいおいどうした?」

ごめんね辰馬。心配させちゃって。
わたし、もう人を恐れてビクビクしてるのはもう、やめようと思う。

せっかく綺麗な世界があるのに。

暗闇から背中を押してくれた、大事な友達もいるのに。


もう、恐れない。

「もう…。泣くとこなんか…見せないから。」

「うん。」

「恐くない。辰馬のおかげだよ?」

「いやっ!オレはただ…。」

「心配しないで。大丈夫!」

そう。

もう大丈夫。

辰馬。

ありがとう。
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