let's go ワイルドパラダイス

食堂へ着いた私たち。


「………ヒッ…」


「ん、どうしたぁ?」



固まってしまったわたしを、ツンツンとつつくレオくん。



「おーい!モモーっ」


ガシンと両肩を掴まれ、思い切り揺すられた。



「あわわわぁぁ…」


「モモー!」


「れっレオくん!…やめてぇぇ」



揺すられすぎて、軽く目眩。


「おわっ、わりっ」


ぱっと手を離したレオくんが、心配そうにわたしの顔を覗き込んだ。



「大丈夫か?モモっ…」


「うん…//」



近い…レオくんの綺麗なお顔がぁ!



「はうっ!」


ドキドキとわたしの心臓がうるさくて、胸の辺りをぎゅうっと押さえた。

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