let's go ワイルドパラダイス

「モモ?」



レオくんに声をかけられ、飛んじゃってた意識を戻す。



「そーだった!」


「なにがっ?!」


突然と声を上げたわたしに、レオくんは驚いた様子。



「お、男の子がいっぱいですっ…」


「怖いか? 」


「はい…少し…」



今まで学校は女の園、男の人と言えばパパかおじいちゃん先生くらい。



そんなモモは目の前に広がる衝撃的な光景に、驚いてあしが動かないでいた。



食堂には溢れんばかりの男の子。



金髪、茶髪当たり前。



紅や緑の頭にツルツル頭の人もいる。



「大丈夫…俺が守ってやっから」


きゅっとわたしの手を握って、レオくんが笑った。

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