let's go ワイルドパラダイス
「ごめん…モモが可愛すぎてガマンできなかった…イヤだったか?」
甘いアイスが溶けるように、ふにゃんと身体の力が抜けたわたし。
レオくんの問いかけに、ゆっくりと首を横に振る。
「…ヤじゃないよ?…それよりわたし…溶けちゃってない…かな?」
ぽやんとレオを見つめるモモに、レオはゴクリと喉を鳴らす。
「なんで?」
「あのね…kissって…気持ちいい…///…なんだかフワフワして溶けちゃいそうだったんだもん…」
「……っとおまえってかわいすぎ」
ぼそりと呟いたレオは、モモを抱きしめた。
「いっそ溶けちゃえよ…オレで…」
切なく囁くレオの吐息が、モモの耳元をくすぐる。