Red String〜赤い糸〜
『あたし…会ったよ。光星が
ずっと一緒にいた子に』


『はっ?百合子?』


そう…あの子、百合子ちゃん
っていうんだ。


すぐ名前が出るてことは
やっぱり嘘じゃなかったんだね




『妊娠してるね。光星…
あなたはパパになるんだよ?
こんなことしてる場合じゃ
ないでしょ』


『なぁ、そのことなんだけど…
話聞いて』




この時ちゃんと、光星の話を
聞いてあげればよかった…




『あたしはもう、光星のこと
無理だよ…この状況で何を
信じたらいいの?』







お願いだからそんな顔
しないでよ……



そして光星をあの子、百合子
ちゃんの元へ返した。






バイバイ…光星
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