“運命の赤い糸”
俺はナオの髪を撫でた。

細くてきれいなナオの髪。


初めてキスした時、指に絡まるナオの髪が、なんかくすぐったくて。

俺とナオの距離の近さを感じてるようで、なんか照れくさくて。


髪に触れてると、あの時のことを鮮明に思い出す。


ナオがたまらなく愛しかった。

抱きしめたくて、ナオに触れたくて。

はちきれんばかりのナオへの想いが、洪水のように溢れ出したんだ。


ナオが好きでたまらない。

ナオしか見てない。




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